宇宙船トイレ号

昨日は朝から、町内会の大掃除。
この時期、向かいの森からあふれ出してくる緑がたいへんで、伐採したそれらの緑を、袋につめこむ。

それから公園で草ひきしてると、
近所の子のお母さんたちふたりほどが、登校班の当番のことで話しかけてくる。妊娠したひとの産休のことはどうなってるのって。それで、3か月というのは短いから、町内会にも子ども会の役員にもはかって、3月末まで当番を外すことにしましたよ、って言ったら、
当番は登校班だけじゃないらしく、妊娠を理由に何にもしないのが、あれこれ不満らしく、言うので、

なので、
当番表に入れても、できないって言われたら、結局私がかわりに2人分やることになるじゃないですか。それはいやなので、外したんです。
って言ったら、黙った。

なんか、中学校の教室の女の子のお喋りみたいだと思っておかしかったけど、私それが苦手なので、ちょっと離れる。

そうやってちょっとずつ離れているうちに、ひとりになってるんだけど。

配給のジュースもらって帰る。



下水道がとおったので、トイレを水洗化する工事が、あちこちであって、日中たいへんうるさいが、まあしょうがない。
それで下水道がとおって、トイレが水洗化ができれば、台所や風呂の雑排水も、溝に流さなくてよくなる。

大掃除で一番しんどいのは、溝掃除で、
この溝掃除をいつもやっている一人暮らしのおじいさんが、脳梗塞で倒れたのを奇跡的に発見されて、一命をとりとめたうえに後遺症も残らなかった、というので、この溝掃除にはご利益がある、
と思っているわけではないが、

溝掃除してきたパパが言うには、汚泥をかきだすのに、汚泥の堆積の量が、若干減っているらしい。水洗化がすすんだぶんだけ減っているんだろう。いずれは溝掃除もしなくてよくなるだろう。



さてわが家だが、トイレの戸を閉め忘れても臭くないっていうのに、いまだにちょっと感動したりするが、いま、わが家でいちばんきれいな場所は、トイレである。

それで、トイレが水洗になってから、子どもがトイレに行く回数が飛躍的に増えた。

私もそうだったから、思い出して笑うんだけど、
親に叱られて逃げ込む場所っていったら、昔もいまもトイレなのか、とそこまでは共感するんだが。

宿題にとりかかるやいなや、ちょっとトイレ。
ピアノに向かうと、そのまえにちょっとトイレ。
途中でまた、気分転換にちょっとトイレ。
散らかした部屋の片付けにとりかかる前に、ちょっとトイレ。片付けてる途中にもちょっとトイレ。

つまりまあ、目の前の課題から逃避したくなる度に、乗り込むわけだ。
宇宙船トイレ号。