ようこそ何もない島へ

明日から冬休み。
冬休みが終わって2012年になったら、ぼくは、家からひとりで通学班の集合場所に行く、はずなのだが。
「むりみたい。3年生になってからにする」
家から、たった200メートルが、どうしてそんなに難しいんでしょう。

それでも、その近くの同級生や3年生の家には、やっとひとりで遊びに行けるようになった。
最初は「ママ、ついてきて」って言うから、ママは行かない、ひとりで行けないから行くな、って言ったら、「でも、みんなが来いって言うから行かなきゃいけないのに」って泣く。だから、ひとりで行けよ。「えー、ママいっしょに来て」。いやです、ママはみんなと遊ばないから行かない。すると子ども、わんわん泣きながら遊びに行ったのが、今月のはじめくらいですか。
2度目からは泣かずに行けるようになった。

じゃあ朝の通学班も行けるよね、って言ってみたんだけど、「むり」なんだって。まあね、これから雪降るし、雪降ると坂道凍るし、転んで怪我するんじゃないかとか、犬に吠えられて泣くんじゃないかとか、心配してるよりは、一緒に行ったほうが、私も気が楽。

で、明日から冬休み。
冬休みの宿題のプリントの束と、学校でつくった工作と抱えて帰ってきた。
この工作が、なんだか意味不明。Img_3247 


「ようこそ何もない島へ」っていうタイトルなんだって。
無人島。海には魚が泳いでて、タコとイカがけんかしてる。車が一台海に捨ててある。
どうして何もない島なの? ってきいたら、
「この島は、第二次世界大戦より以前は、人が住んでいたんだけど、戦争のときに軍隊が来て、島の人たちを追い出しちゃったんだ。それでそれから何もない島になったんだよ」
という物語があるらしいのでした。
どっからそんなこと考えつくかなあ。

家では、もっぱら街づくりして遊んでいる。目標は、ニューヨーク。
ニューヨークに行って、「自由の女神」になりたいんだってさ。
なぜか平和都市宣言。
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宿題しているふりして、ノートの下に隠して(隠れてないけど)かきつづけている街の絵。セロテープで紙はりあわせて、いまのところ3枚つづり。説明させると、長くて長くて長い話が終わらないから、聞かない。

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冬休みの工作にするつもりだったクラフトワーク。でも冬休みは工作の宿題がない。電車の展開図。
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