2016-01-01から1年間の記事一覧

東京で見たもの

東京4泊5日。半年ぶり、1年ぶり、2年ぶり、3年ぶり、または15年かそれ以上ぶりぐらいにお会いした友人のみなさま、ありがとうございました。パアラランのためにも、私のためにも、心を使ってくださって、本当に本当に感謝です。いつものカプセルに滞…

再提出の罠

訂正して再提出からもどってきたノートは、また新たに再提出と書かれていて、息子はまた訂正して再提出したらしい。なので、ノートはまだ戻ってこない。ノートが戻ってこないと、家で学習できないから、スタンプはいつになってももらえない。再提出の罠だな…

ひとの話を聞いてない

広島に戻ってきた。まず対応しなければならなかったのが、息子の、例の英語の自主学習ノート。またしても再提出。今度はその日のうちに再提出したようなんだけど、それでも不備で返されている。テストをなおして一緒に提出しろということなのに出していない…

羊の群れ

ボブ・ディランを知ったときにはすでに伝説のようだったから、ずっと過去の人と思っていた。まだ生きてるんだと気づいて驚いている。戦争がつづいているもんね。過去にならないんだ。 明日から東京。お世話になりますみなさま、よろしくお願いします。上京ま…

つまずきの石

連休は、山口に帰省。土曜日、阿蘇が噴火した日、息子の希望で、門司の鉄道記念館へ行く。雨だったけど、小さい子を連れた家族連れがたくさんいた。鉄道模型とか運転のシュミレーションとか、息子はひとりで飽きずに遊んでいた。 運転席に座って機械を動かし…

再提出の意味

多少気になるので、息子の英語のノートを丁寧に見て、細かく話を聞いた。最初の5ページがカウントされなかったのは、「再」(再提出を意味する)とあるのに再提出をしなかったからだ。指摘された間違いを、その日のうちにもう一度自分で書き直して提出しな…

マリアナ海溝に行けなくても

試験が終わって、帰ってきた息子、試験のことではなくて別のことでショックを受けていた。英語の自習ノートが返されてきたが、実際にやったページの半分以下にしかカウントされていない。まず、まちがったところをなおしていないという理由で再提出、と書か…

学ぶ喜び

台風が来る前に、と思って、郵便局行ったり銀行行ったり。パアラランに送金。助けて下さるみなさま、ありがとうございます。2~3か月ごとの送金という自転車操業ながら、パアラランはもう25年ほども続いていて、奇跡のようだと思います。 円高とペソ安で…

待ちぼうけ

昨日のことだ。夕方4時半に、乗り継ぎのバス停で、息子と待ち合わせ、だった。私は4時過ぎには着いて、そのあたりの公衆電話を探していた。近くのコンビニできいたら、このあたりにはないかもしれないから、必要なときは、ここの電話を使っていいですよ、…

しどろもどろ

朝6時40分に息子は家を出る。7時10分に出ても間に合うのだが。小学生とぶつかるのがいやなのと、学校も楽しいのだろう。たぶん、まだみんなが来ていない時間の教室にひとりでいるのが、好きなのだと思う。それで今朝も雨のなか、いつもよりたくさんの…

続 うさぎ晴らし

何かをやろうとするときに、誰かに相談なんかしたら、反対されるばっかり、なのだが、しなければしないで、うるさいわけだし、そこらへんのやりくりの難しさに、貧乏が拍車をかける。思えば大学進学を父に大反対されたときからそれは始まっているのであって…

うさぎ晴らし

定期考査前なので、学校のロッカーに置いてあるテキストを週末、2度にわけてごっそり持ち帰ってきた息子だが、持ち帰ってきたからといって、勉強できたわけでもないのだが、授業があるので、また持っていかなければならない。どの教科も副読本や問題集が数…

敬老会

日曜日が敬老会だったので、金曜日から、ゲームの景品の準備とか、食材の買い出しとか。金曜土曜半日ずつかかる。係なのでやりますけど。当日も早朝から、お吸い物と酢の物つくるとか。45人分。お弁当出るんだからつくんなくていいじゃん、もうやめようよ、…

ステルス性

近くの高校で、ゲストティーチャー。フィリピンのゴミ山とパアラランの話をしてきた。ほんとは人前で話すのはいやである。ところが、断れない。たぶんそれは、ボランティアの宿命というもので、活動を知ってもらうチャンスを用意してもらっているのに、それ…

カープが勝ったので

カープが勝ったので、息子の英語の自習ノートでは、ハンプティたちが、カープはすごい、カープはすごい、とはしゃぎまわって、作文の行を稼いでいる。ハンプティ「ところでミスターA、宿題は済んだ?」ミスターA「まだ済んでない。だってカープが強すぎる…

赤の勝ち

むかーしむかーし、学習雑誌のカラーページに「赤ヘル軍団」という文字を見たのが、広島カープという球団の存在を知った最初ですかね。四国の片隅で。あれが初優勝のときだったのか。まさかその後、広島で暮らすことになるなんて。カープの行方が気になって…

ニュースレター2016年9月

しばらくこの記事を一番上にしておきます。新しい記事は下に。パアララン・パンタオのニュースレター、できました!! 最近のパアララン・パンタオの様子をお伝えしています。 みなさまの日頃からのご支援、ほんとうにありがとうございます。どうかよろしく…

ぼくが女子にやさしいわけ

息子、クラスの男子たちに、言われたらしい。「おまえ、男子に対するときと女子に対するときと、態度が違うよな? どうして女子にやさしいんだ?」それで息子は答えたらしい。「女の子に優しくするのは、当たり前だろ?」優等生の答えだが、息子が言うには、…

洪水ちゃんVS男子たち

学校から帰ってきた息子が、洪水ちゃんのことを怒っていた。「おしゃべりがうるさい。もういいかげんにしてほしい」洪水ちゃんのおしゃべり(女の子のお喋りは、たいてい女の子同士のお喋りだが、彼女はひとりで先生相手に一方的に喋りつづける)はいつもの…

天井裏のアシナガバチ

そういえば、去年の夏も、通気口にアシナガバチの巣ができていた。その通気口をふさごうとして、私はハチに刺されたのだ。それから通気口はどうしたのだったか。やがて冬になり忘れていたが、その通気口に、また巣ができているようなのだ。もう刺されるのは…

映像記録

そういえば、私はビデオカメラを使ったことがないのだった。スマホも携帯電話も使わないし、だいたい、そういうものへの苦手意識が強いのだが。たぶん、壊したらどうしようと、怖かったので触らなかったと思う。ビデオカメラは、息子が生まれたあとに、義父…

8月の終わり

8月も終わろうとしている。予定のことが全然できていない。炎暑で、焼け焦げてしまった畑の世話を、この一週間ほどしていたんだけど、疲れたかな、風邪ひいたかな、熱はないけど、咳と鼻水がとまらない。体しんどい。夏休みはもう終わっている。給食はまだ…

summertime

関東のほうは台風が来ているのだろうか。このあたりは、さっぱり雨が降らない。金曜の夜すこし降って、すこしほっとした。でもすぐにからから。畑は葉っぱが焼け焦げている。いちご畑8割滅んだ。これでも毎日息をきらして、蚊に刺されながら、水やりしてる…

帰省 ③闘牛と釣り

8月14日。宇和島闘牛お盆場所。 毎年来ている気がする。今年も来た。年下のほうの叔父さんが、ボランティアかシルバーワークかどちらかで駆り出されて、ハッピを着て、駐車場の案内やゴミ捨てをしている。 尻尾に白いリボンか赤いリボンをつけて、闘う牛さ…

帰省 ②古い町並み

8月13日。 午前中は、卯之町に行くことにする。江戸時代からの古い町並みが残っているらしい。近いのに、宇和島で暮らしていた頃、私は行ったことがない。だって、どっこも古いし、珍しいものとも思わないから、話題にもならないし。宇和民具館が、予想以…

帰省 ①橋を渡る

8月12日。宇和島に帰省。毎年この時期、たぶん同じ日。 去年は船と列車だったけど、今年はしまなみ海道を車で。しまなみ海道から宇和島までの高速道路では、山肌に白い百合が咲いていた。谷間の百合の花ざかりの頃。夕方、宇和島に着いて、父を誘って近く…

2016年8月 Paaralang ⑥

8月5日。金曜日。 早朝から、ハルカちゃんとロイダさん(リサイクルグッズの作り手さん)と一緒にエラプ校に行く。エラプ校の3階では、ときどき近所のお母さんたちが集まって、リサイクルグッズ製作のトレーニングをしている。製作グループをたちあげるこ…

2016年8月 Paaralang ➄

8月4日木曜日 パヤタス校は、奨学生のレオ君が来ている。レオ君が書き取りを見ている間、イエン先生は子どもたちの身長と体重を測っている。毎月チェックしている。レオ君の一週間。月曜日は一日中エラプ校。火曜と水曜は午前エラプ校。午後はカレッジの授…

2016年8月 Paaralang ④

8月3日水曜日。 朝、学校の前を野菜の行商のおばさんが通る。グローリィ先生が給食のスープの野菜を買いに出る。それから、学校の前の道を、カンデラリアのお母さんが通る。はじめて来たときから知っているからもう22年来の知り合い。小さかった子どもた…

2016年8月 Paaralang ③

8月2日火曜日 奨学生のダニエルが来ている。ハイスクールの4年生。クラスは月曜と土曜だけなので、ほかの日は、エラプ校とパヤタス校のアシスタント・ティーチャーをしている。ダニエルと弟たちはおばさんの家で暮らしている。両親は別の家庭をもっていて…