チェ・ゲバラの写真


 昨日は朝からカンカン照り。それから激しい夕立ち。

 夕方のローカルニュースで、チェ・ゲバラが撮った広島の写真を紹介していた。公園の慰霊碑と、慰霊碑の前に白っぽい服を着て立っている女の人と向こうの原爆ドームが写っている。チェ・ゲバラは1959年7月26日に広島に来ている。当時32歳。
 被爆後14年もたっているのに、なお被爆による死者が相次いでいることにショックを受けていた、という。こんなひどい目にあわされながら、どうしてアメリカを憎まずにいられるのか、と語ったという話を以前に聞いたことがある。

 竹西寛子のエッセイを読んでいたら、「毎日が原爆」という言葉があった。そりゃたまんない、と思うが、被爆者の実感としてそうなのだろう。この時期は毎日、何かしら原爆にまつわる報道がある。被爆地のメディアの宿命であり、使命。
 竹西寛子は私の母と同年の生まれ。挺身隊、というような言葉に、母の少女の頃の写真を思い出したりする。

 夕立ちのあと、町内会費の集金にまわる。今月当番なのだ。