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かたくなに、トイレで▲をしようとしないちびである。パンツを洗うの、もうやだ。
シールが効き目あるかもよ、と保育士さんがアドバイスしてくれたので、トイレで▲できたら、トイレに貼ってある新幹線の写真(おしっこはこの写真で誘った)の横に、シールを貼ってあげるよ、ということにした。
ところが、「シールはるのよ、ふふん」とうれしそうにしているが、気持ちは前向きでも体はついていかない。パンツに▲してても、「してない」とか言うし。
それで、おしりに▲くっつけたままのを、トイレまで運んで、何はともあれ、▲がぽとんと落ちるというのを体験させて、とりあえずそれでほめて、シールをひとつ貼ってやった。
「ちいさいウンチ出たのよ。やったやった」と得意そうで、これはいけるかも、と思ったけど、次の日もまた同じこと。
 
パパがケロロ軍曹とかもってきて、「ペコポン星人は▲するでありますか?」などと励ましていたので、トイレに行くとケロロ軍曹ごっこができると思ってしまったらしい。ふんばったふりをして、出ていないのに「出た」などと言い、「ケロロぐんそうとドロロくんと、シールもってきてよう」などと、えらそうに何を命令してるんですか。
 
昨日の夜は、これから風呂に入って寝るぞ、という時間に、トイレに行き、「▲するの」と実に40分、すわっていて、その間、「トーマスが…エミリーが…」と早口でしゃべりつづけている。トーマスのビデオのセリフが全部頭に入っているらしく、一息ついたところで、「今のは何のお話なの」ときくと、「エミリーのぼうけんというお話なの」と答える。それから「しんしゅつきぼつ、それなあにー♪」とか歌いだしたり、(「にほんごであそぼ」の四字熟語のかるたを欲しがっています。)
ひとりでどんどんもりあがっていくんだが、肝心の▲は、さっぱりなので、トイレでふんばったことだけは、ほめて、風呂場にひきずっていった。
40分もすわっていたのよ。40分も。ちなみにうちは水洗トイレでは、ない。鼻がゆがむと思うわ。
 
風呂に入ったら入ったで、あとは寝るだけ、なのがわかっているので、抵抗する。無理やり風呂から出すと、泣きわめいて面倒なので、本人の納得するところを探さなければならないのだが、「いくつまで数えたら出るの?」ときいて、自分で「○○まで」と決めたら、その数字になったら、納得して出る。最初は20(英語)だったのが、50、70、80、100、とのびて、それでおわりにするつもりが、「ハンドレッド ワン」とつづいて、たちまち150になり、昨日はついに201。
のぼせてしまふ。
 
そんなこんなで、9時にはふとんに入るはずが、10時半。私は、生活記録をつけて、療育センターにもっていくのが、ゆううつだ。
それでふとんに入ったからって、黙って寝るわけではなく、「ママ、シベリア鉄道はロシア連邦を走っているのよ。ブルートレイン南アフリカを走っているのよ。」などなどなどなど、しゃべりつづりるんだ。「もういいかげんに黙って寝なさい」とこちらがきれると「ママ、しゅき」などと言ってキスして、それでまたしゃべりつづけるんだった。「ぐりとぐらが、……」と絵本の話をはじめたのを聞きながら、私は寝ました。