春はあけぼの

幼稚園楽しいらしい。何して遊んだの、ときいても、いろいろ、としか言わないが。
「お歌うたった?」「うたわない」
「みんなは?」「みんなはうたった」
連絡帳によると、みんなの輪には入らないが、教室から逃げだしたりはしていないそうだ。

寝る前に本なんか読んでやると、興奮して寝ない。ひとりごとがとまらないし。結局どうしたって、うるさい、だまれ、と言って寝かしつけることになるのだが。
ゆうべ、ちびさんがはまったのは、曽根崎心中
あるのだよ、声に出して読みたい日本語、の子ども版、「春はあけぼの」の巻に。
「われとそなたは めおとぼし」
寝るときも、朝ごはんのときも、バスを待つ間も、そういって抱きついてきてたわ。おもしろい子だ。