手の跡

消え残っている雪。
ぽつぽつ黒いのは犬の足跡だろうかと、ふと見れば、5本指。
昨日の午後、ちびさんが雪つぶてつくったときの手のあとだ。
どうということもないが、面白いものを見た気がして、写真に撮る。

赤ん坊のころから寝つきの悪い子どもではあった。一度寝ると、12時間でも寝てくれるが、寝るまでが、今も毎晩おおごとなのである。
昨夜も布団に入れたのは9時だが、喋ったり歌ったり動いたり(なんでそんなにせわしく脳が動くのか、祇園精舎とか、雨ニモマケズとか、じゅげむの暗唱を速さを変えて何度もして、それから雪が降るとか降らないとか、どこが氷点下だったとか、波の高さがどうだとか、黙らせても黙らせても喋り出す)、あげくに、のどが渇いたの、背中がかゆいの(これは色素性蕁麻疹のせいだと思う、乾燥の冬は痒がることが多い)と起き出すし。ようやく動かずに静かになったのは10時。
この1時間の(ときには2時間の)添い寝が、けっこう私は苦痛である。
で、どうせ10時まで寝ないんだからと10時に布団に入れると今度は11時まで寝ないし、そんならいっそ、自分で寝るまで放っておこうと放っておくと、12時すぎたって寝ない。
寝る前に絵本なんか読ませたら、ひとりで5冊でも6冊でも読んでいる。朝は7時半に起きるし、お昼寝もしないのに、なんでそんなに起きていられるのか、ほんとに不思議だ。

この坊や大丈夫かなと、ときどき、まるで母親みたいに心配になる。自閉症と関係があるのかな、ないかな。今度ドクターに相談しよう。


パアラランのブログ「ジョイとグレースの絵」
閑話休題的に。
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