どんぐり、について

どんぐり、と聞いて、思い出すのは、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」。

「このなかで、いちばんえらくなくて、ばかで、めちゃくちゃで、てんでなっていなくて、あたまのつぶれたようなやつが、いちばんえらいのだ」

大好き。これ。

ところで。
塾の先生をしている友人が教えてくれました。
「どんぐり方式」というらしい。HPはこちら。
http://homepage.mac.com/donguriclub/frontpage.html#Anchor551231
来週の木曜日(18日)、夜7時30分~のNHK「クローズアップ現代」で、「どんぐり方式」が紹介されるそうです。
テーマは「9歳の壁」とか。関心のある方はどうぞ。

HPずっと前に教えてもらったまま、見ていなかったのだが(読みにくいし)、最近友人がメールくれたので思い出して見てみたら、算数の文章問題とかあって、なんと、年長さん向けの問題もある。えええ、もう勉強するの? ひええ。むずかしいよ、これ。と思って見ていたんだが、やってきたちびさん、問題文、読みはじめる。次から次へと読みたがるのを押しとどめて、これは絵をかく問題なのだと説明して、絵をかかせてみたら、かいているうちになんか、解いたよ。

こういうの。

「しんたろうくんは そらをとぶ おさかなを きのう みました。おさかなは あかいおさかなと あおいおさかなが いました。あかいおさかなが 3びき いたのですが あおい おさかなはなんびきかわかりません。
そのひの しんぶんで きのうのおさかなは みんなで 8ひきだった ことが わかりました。
では、あおいおさかなは なんびき だったのでしょう。」

まず最初に、太陽と雲をかいて、それから魚をかいて、ヘリコプターもかいて、また魚かいて、魚たち電車ごっこをはじめたらしい、頭が電車に変身している、またヘリコプターかいて、なぜか魚にもヘリコプターにも耳があるけど、まあいいや。
あおいお魚は5匹だそうです。

でも絵をかくより、問題文ばっか、次から次へと読みたがる。(問題文、おもしろい)ので、隠す。

たまに一問ずつ読ませてあげよう。

ひらがなのぬりえがあって、ああ、これはいいなあ。これは楽しい。
今度、療育で一緒だったおかあさんたちに会うので、もってゆこう。
(漢字のぬりえもあるよ)

市販の文字や数字のお稽古帳みたいのあるんだが、全然楽しくないので、なんにもやってないし、やらせていない。私がやって楽しくないことは、子どもも楽しくないと思うんだよね。
(5歳の子が楽しくなくてもしなくちゃいけないのは、着がえと歯磨きとお片付けと、たまの注射でじゅうぶんだと思うわ。それだけでもどれだけ泣かなきゃいけないことか)
文字はすらすら読めるし、書くのは、たまにお手紙書くときに書くのでいいよ(きったない字だが)と思って放っているが、ぬりえなら、私もいっしょにやってもいい。