リクシのリクツ

小学生の頃、カタカナの「シ」と「ツ」の書き分けができなかったことなど思い出すけど。
私の子どもは「リクシ」という名前だが、ときどき「リクツ」と呼びたくなる。なんか理屈屋である。その上に「へ」をつけてもよい。

昨日おじいちゃんが来て、いちごのショートケーキ買ってくれたのを、今朝食べた。
ケーキは2つ。私とちびさんの分。パパはプリン。
さて、ケーキにはいちごが一個のっかっている。自分の分を食べたちびさん、私に向かってこう言った。

「ママは、たんじょうびのときに、いちご、あじみしたからいいじゃないか」

???

すこししてわかった。ママの分のいちごをよこせ、と言っているのである。
思い返せば、1月3日の誕生日、6つのっていたいちごの5個と3分の2は、ちびさん食べた。私はほんの一口食べただけで、残りはせびられて食べられてしまったいちご。パパは最初っからちびにゆずっているので食べてない。
で、そのときにママは一口食べているから、もういらないだろうって、いうのだ。

ひどい。

しかも。いちごちょうだいって、素直に言えばすむことを、なんなんだ、そのへんな理屈は。その強欲さは。

たぶん、いちごを奪う正当性を、彼なりに考えたんだろうが。

ママのいちごは断固ママが食う。おまえにはやらん。

それがさ。おじいちゃん、いちごも2パック買ってくれていたんだな。
いちごの消えたショートケーキの上に山もりにいちご盛りつけてやった。

でも、ママのいちごはやらん。