風立ちぬ / 空飛ぶ歴史⑤

この夏は、どういうわけか、飛ぶ話ばかり。

月曜日、映画「風立ちぬ」見にゆく。
息子は、ママとデート、のつもりだったが、パパもついてくる。
「でも離れてすわってね」

で、離れてすわったが、席ふたつ向こうなだけ。
子ども、やや不満そうだが、スポンサーなんだからしょうがないって。

風が吹く場面がすごいな。

風が吹くと、心がさらわれていってしまうみたいなんだ。
ふわっと浮き上がる。

そのふわっと浮き上がって、心がどっかに行ってしまってる感じって、
それはそれで、うちの子みたいな子を見てたら、ものすごいリアリティなんだけども。

子ども、関東大震災や、カプローニや、飛行機づくりや、そのあたりは引き込まれて見ているふうだったが、菜穂子ちゃんが出てきたあたりからは、次第に退屈になっていったらしい。

「ママ、まだ終わらないの。あと、どれくらいで終わるの」とささやいてくる。
話がわかんなくなってるんだな。椅子のなかにしずんでゆく。

でも、手をつなぐシーンとか、キスシーンとか、になると、ちょっと起き上がって、ママと手をつないだり、ママとキスしたりする。
それ、映画みるときの作法と思ってるんじゃないかと、あとから思って、やや不安。

終わったあと、あれから菜穂子ちゃんはどうなったと思いますか、って聞いたら、
「さあ、わからないよ」って。

わかってほしいか、わかってほしくないか、わかんないな。Img098




空飛ぶ歴史⑤

ヘリコプターは、予定にはなかったんだけど、歴史漫画で平賀源内を読んだものだから、どうしても竹とんぼと平賀源内を書きたいっていう。

で、ヘリコプターのページ挿入。初めて見る名前ばっかりですが。
20世紀は、亡命って言葉が、あちこちに出てくる。

国家とか、戦争とか、背景の理解と、技術の理解と、私もうわけわかんないんだけども、子どImg099
もが投げ出さないので、つきあう。


昨日は、翼の種類について、今日はエンジンの種類について、子どもに教えてもらった。
「ぼくもそんなに、詳しいわけじゃないんですが」って、詳しい話されてもわかんないから、簡単にお願いします。