『ひろしま』上映会のお知らせ

ひろしま──1945年8月6日、原子雲の下の真実』 Img031_2
58年の時を経て、幻の映画が奇跡の再公開!

2012年1月28日(土)13時15分~
アステールプラザ中ホール

チラシから

「広島の市民ら約8万8千人が出演し、原爆が投下された直後の惨状を再現した──

自らも広島で被爆した教育学者・長田新が編纂した文集『原爆の子~広島の少年少女のうったえ』を、日本教職員組合が映画化を決定し、八木保太郎の脚色により映画化された本作は、広島県教職員組合広島市民の全面的な協力の下で制作され、多数の広島市の中学・高校生と父母、教職員、一般市民等約8万8500人が手弁当のエキストラとして参加した。その中には原爆を直接経験した者も少なくなかった。映画に必要な戦時中の服装や防毒マスク、鉄カブト等は、広島県下の各市町村の住民から約4000点が寄せられた。『ひろしま』で描かれる原爆投下後の圧倒的な群衆シーンの迫力は、これら広島県民の協力なくしてはあり得なかっただろう。 Img032
東宝出身で戦後独立プロに転じた監督の関川秀雄は、原爆が投下された直後の地獄絵図の映像化に勢力を傾け、百数カットに及ぶ撮影を費やして、克明に原爆被災現場における救護所や太田川の惨状等の阿鼻叫喚の修羅場を再現した。そして被爆者たちのその後の苦しみを描いた。それはひとえに被爆者の声でもあった。
被爆国ニッポンは、すべての核を否定すべきであった。唯一の被爆国だというのに、私たちは、核の恐ろしさをもっと大きな声で訴えてこなかったのか…。原発も核開発に他ならない。」