さんぱつやへいったよ

子どもが散髪屋に行った。赤ちゃんのときに一度行って以来。

髪切るの、こわがっていやがって、泣いて暴れて、どうしようもないのを、なだめすかして、でも結局大泣きするのを、ずっと私が切っていた。それでも最近は、5分で終わらないといやだと文句は言うけど、ときどき泣くけど、まあまあ大人しく、散髪させてくれるようになっていたけど、なんと、自分から散髪屋に行くと言い出した。
耳を疑いました。

近所の散髪屋のおじいちゃんが、見回りパトロールで、ときどき一緒に帰ってくれるので仲良しになったらしい。で、あのおじいちゃんに切ってもらうんならいい、というんだった。
で、今日、パパと行った。大人しくしていたらしい。しかも楽しそうにおしゃべりしまくってたらしい。
バリカンは音がうるさいだろうからって、丁寧に全部、ハサミで切ってくれたらしい。

宿題のおはなしノートは、そんなわけで「さんぱつやへいったよ」という話。
こむぎこみたいなパウダーでぱふぱふしてもらうのが気持ちよかったらしい。

散髪屋へ行った。
ああ、よかった。何かひとつ乗り越えたんです。