春の海の催眠術

たまたま、印象派の画家たちについての本を読んだところだったんだけど、Cimg2551


絵の具のチューブが変わって、持ち運びできるようになって、それから画家たちが、屋外へ出てゆくようになったんだと、書いてあったけど、
27日午後、山口へ行く途中の山里の風景の、緑と光と、ほんとにきれいで、私この次生まれるときは、印象派の画家になりたいと思った。

途中津和野に寄る。(津和野は島根県)。Cimg2563





ここにはブタと呼びたい鯉がいて「ここの鯉が、食パンを好きだということを、ぼくは知っている」と子どもは言っている。
3歳4歳のころから毎年来てるもんね。
子どもがパンを撒くと、鯉がやってくる。鯉がやってくると観光客も寄ってくる。
カメラを抱えたおじさんに、「ここの鯉は、パンに目がないんだ」と話している。Cimg2619


近くで「鯉のエサ」を売っているのだが、鯉たちは食べ飽きているんだろう。



28日は、みすず列車に乗ることにする。ただの、海岸沿いの鈍行列車なんだけど、金子みすずにあやかって、休日、みすず列車というのが走るのだ。一両が予約席。一両が自由席。予約席はいっぱいだったらしいのだが、自由席はがらがら。
私と子どもが乗ったのは自由席。

川棚温泉というところから乗って、1時間半ほどで仙崎へ。Cimg2653


海はきれいで、ながめもいいけど、まあ、子どもには退屈である。
天気はいいし、眠たいし、「春の海に催眠術をかけられた」ごっこして遊んだ。
「ヤモリがはねた」って言ったら、きみはママのいいなりになるんだよ。
とかね。