絶望

今度のことが、朝鮮学校の子どもたち親たち、在日の人たちにどれほどの絶望を与えているか、心を引き裂くような思いをさせているかと思ったら、いたたまれない思いです。でもそんなこと、多くの日本人は気づきもしないのでしょう。

本当は、日本人が絶望しなければならないはずなんです。この国の、日本人の心性にこびりついてしまったような、差別体質に。傲慢で尊大な自民族中心主義に。教育の場で起こってくるいじめと、今度の民族差別は同じ根をもつものと思います。「正しい教育」とか言ったんでしたっけ。某知事は。民族教育を奪うことを。いじめの蔓延するこの国の学校教育を? ずいぶんめでたい頭だ。

朝鮮学校除外の問題は、北朝鮮の問題でも、総連の問題でもなんでもない。日本人はこんなにも、日韓併合から100年間、あいもかわらず、朝鮮人を差別しつづけている国であり国民なんだということを露呈しているんです。政府もマスコミも、なんて薄汚いすり替えの論をもてあそぶことかと、反吐が出そうです。

私は日本人なので、この状況にまったく絶望しています。
このブログ、今回の問題がかなりわかりやすくなります。
http://kscykscy.exblog.jp/