レゴ

 レゴが届いた。さっそく遊ぶ。親たちが。車、飛行機、家、駅、風車。最近のレゴはいろんなものがつくれるんだなあ。子どもは最初のうち、「はい、パパさん」「はい、ママさん」と、親にレゴを渡しているだけだったが、そのうち自分でも何かつくりはじめた。5歳児から用の青いバケツなので、レゴが小さくて難しいだろうと思うのに、それなりに遊べるようで、緑のボードを確保すると、それは駐車場らしい。その駐車場はロケット発射基地もかねているらしく、車が置けなければ駐車場ではないし、レゴを並べすぎると、車が置けないし、ジレンマにうーうーうなりながら、なんだか不思議なかたちのものをつくっていた。
 親たちは、半日遊べばもう十分だったのだが、子どもはそうではないらしく、晩御飯のときに片付けたレゴをまた出して、お風呂のときに片付けたレゴをまた出して、布団の上にまで並べて遊ぶ。取り上げて片付けて電気を消すと、泣くわ泣くわ、泣いて泣いてようやく寝たのが深夜。朝の5時には寝言で、レゴの駐車場を要求し、目も開かないくせに遊ぼうと起き上がる。それで親を起こして自分はまた寝ている。まだ寝ている。もっと寝ていていいよ。
 
 今日こそは、衣替えをしよう。