学ぼうぜ!

 昨日の午後、近所の家に遊びに行った。私はさやちゃん(小2の女の子)のママに用事があったのだが、子どもも「さやちゃんち、いくねー」とリュックに絵本と車を入れて歩いた。
 さやちゃんちの近くに行くと、顔見知りの男の子たちがいて、「おーい、ちび」と呼んでやってきたのは4年生か5年生のケンちゃんとその兄、さやちゃんとその兄、他。道で野球をしていたらしく、グローブをもっていたのを、私の子どもにもたせた。いきなり男の子たちにとりかこまれて、グローブまでもたされて子どもは後ずさりなんかしていたが、ケンちゃんは子どもの肩をつかんで道ばたにすわらせると、自分もすわって、「学ぼうぜ!」と言うのだった。
 ちびに野球を教えてくれるというのだが、もう少し大きくならないと足手まといにしかならないと思うな。さて道ばたで、リュックの中身をひっぱりだされた子どもは、その場で絵本を読みはじめた。読み方がおかしいので、まわりの子どもたちがけらけら笑うが、笑いながらほめてくれるので、子どもはその場で一冊よみきったことだった。
 さやちゃんちで、子どもは半ば壊れた(もう動かない)ラジコンカーに夢中で、結局それをもらって、帰り道で私は、道で会った近所の人に大きなかぼちゃをもらって、帰ってきた。
 それにしても、ケンちゃんの「学ぼうぜ!」は新鮮だった。思い出す度に笑ってしまう。
 たしかに、その姿勢が大事なんだよな。「学ぼうぜ!」