チューリップのアップリケ

日曜はお買いもの。
久しぶりに100円ショップ&リサイクルショップに出かけた。

私が買ったのは、垢すりタオルが10枚余と女の赤ちゃん用の服と帽子。フィリピンに行くので、親しい人たちへのお土産に。
去年、女の赤ちゃんを産んだリンリンは、はじめて会ったとき4歳だった。それがもう18歳だ。お母さんになっちゃった。
彼女が10歳の頃、預かっていた親戚の女の赤ちゃんを、一生懸命お世話していたのを思い出す。赤ちゃんは彼女のことを「ナナイ(おかあさん)」と呼ぶようになった。赤ちゃんが3歳くらいになったとき、ナナイにきいたらしい。「ナナイ、あたしのおとうさんはだれ?」もちろんナナイは答えた。「知らないわよ、そんなこと」
ナナイ、と呼ばれた女の子が、本当のナナイになっちゃったのだ。
今度は、赤ちゃんのお父さんが誰かを知っているだろうが、結婚はしてないが、まあ、そんなことはどうでもいい。
ピンクのじんべえと、ピンクの帽子を買った。小さい女の子の服を探すのは、たのしいなあ。

ちびさん、男の子だが、ピンクが好き。ピンクの枕を買う。大事に抱えて帰って、汚さないように自分でタオルを枕にまきつけて、使っています。寝入って数分後には、頭は枕から落ちているので、いらないような気もするんだけどね。

パパが見つけたのは、レコードプレーヤー。うちにあるのはもう何年も前に(たぶん、寒さと湿気のせいで)壊れてしまっていて、それから、レコードは聴けないままだった。
2800円といういい加減な値段でレコードプレーヤーを買った。それでさっそくレコードを引っ張り出して聴いていた。朝からわが家にかかっていた曲はこれ。
岡林信康「チューリップのアップリケ」

昔、レコードからCDに変わった頃、田舎のレコード屋の前で、ダンボールに山積みのレコードが1枚10円で売られていたのを、パパが物色していたら、店の主人が、ダンボールごと持って行ってくれるなら、ただでいい、と言ったらしい。店としては、レコードを処分したかったんだろう。それで、全部もらってきた、というもの。
そのなかの一枚。「チューリップのアップリケ」
いろいろおもしろい。「山谷ブルース」なんか2枚もある。「泳げたいやきくん」とか、まあ、いろいろと、昭和の歌たちが。

↓聴きましょうか。チューリップのアップリケ。♪みんな貧乏がわるいんや。
その昔、「手紙」同様、放送禁止歌だった。



知人が、フィリピンの植林を支援するボランティアグループを立ち上げていて、いろいろと交流している。それで、うちにせっかく業務用のプリンターがあることだし、ニュースレターの印刷を実費で引き受けた。
Kさんにもってきてもらったデータを、修正することからはじめなければならなくて、けっこう時間がかかったが、しかも途中でトナーがなくなったので、印刷まだ終わってないのだが。A3表裏。8ページ。充実の内容だ。
(ホームページはこちら http://www.geocities.jp/hiroshima_ruzon/

あれこれの作業の間、ちびさんはKさんに遊んでもらっていた。「Kのおじいちゃん、だいすき」。ちびさん、話をうんうんと聞いてもらえるのがしあわせだったのである。