おふとん

朝、熱がなかったので、ちびさん幼稚園に行く。
午後、私が幼稚園に行く。金曜に療育センターでドクターの診察を受けるので、事前に、幼稚園での様子を聞きに。30分ほど、担任の先生と話す。
自分の関心のあることについては、みんなと一緒にすわっていたり、制作したりできるが、そうでないときは、自由に立ち歩いたり教室を出ていったりしているらしい。みんなが集まっているのに、どうして彼だけが勝手なことをしているのか、ほかの子どもたちが不思議がるそうで、子どもたちや父兄への説明はどうしましょうか、と言われる。
トラブルがあるわけでなく、クラス運営が難しいというわけでもないなら、自閉症とかわざわざ言う必要もないだろうと思う。いろんな個性の子がいるんだよ、という捉え方でお願いしたい、ということにする。
1か月まだ経っていないけど、クラスのなかでは、落ち着いて過ごせているようだ。いろいろと気にかけてもらって、細かなことも知らせてもらえるのはありがたい。
年中さん年長さん合同のクラスなのだが、年長のやさしい男の子が気にかけてくれるらしい。ちびさん、毎日地道に、お休みの子の名前を覚えて帰る。
結局、集団生活のルールのようなものを理解していくこと(これがとっても大変そう)と、自分の仕方で存在していくこととの兼ね合いを、どうしていくか、ということになっていくのかな。幸福な存在の仕方を求めていくこと。

ちびさん疲れたらしい。夕方、家に帰ると、玄関でそのまま寝そうになっているので、この一週間敷きっぱなしのふとんに寝かせたんだが。

やられてしまった。おねしょ。しかも2枚並べたふとんの真ん中に寝ていたので、2枚とも。……気持ちのいい客用ふとんだったのだが、これで、うちには、ちびさんのおねしょの洗礼を受けていないふとんは1枚もなくなった。

とりあえずドライヤーで乾かし、干すために2階に運ぶ。1週間ぶりにふとんをあげた。かわりに、こないだ干した古いふとんをもって降りる。1枚は半端でない古さだ。ふとん綿が重いわりにぺたんこのせんべいぶり。シーツかけながら口ずさんでいた。

「おふとんもひとつほしいよね♪ いえいえこうしていられたら♪」

赤色エレジーですね。そんな歌を覚えていた自分に驚いた。

夜、ちびさん、また少し熱が出る。私は夜になると咳が出る。しんどい。