プラネタリウム

津和野の駅の近く、安野光雅美術館は楽しい。
古い小学校の校舎のようなレトロな内装で、教室、図書室、それからプラネタリウムがあるのだ。24日に行ったときは、冬の星座を見せてくれた。
私たちのほかに客もおらず、まるで貸し切り美術館だった。

義母が30年か40年前に着ていた、これまたレトロな千鳥格子のコートを譲ってくれて、私はそれを着ていたのだが、なんだか、30年前の参観日の母親、みたいな気分になった。


昨日の午後は、もらってきたユズとかスダチとか柿とかもちを抱えて、街へ降りる。古い知り合いの老夫婦のところに行く。ビールと、今朝宇和島から届いたばかり、という蒲鉾(めちゃめちゃうれしい)をもらう。
それから以前のバイト先の店に行って、ごはんを食べさせてもらって、お土産にハンバーグもらって(これで年末年始の食糧補給はカンペキだ)「また、家族そろって無銭飲食だなあ」と言いながら帰ってきた。

帰ってニュースを見ると、派遣切りされた私たちと同世代の男が、無銭飲食で逮捕されていて、胸痛む。警察に自首したらしい。
以前、バイトしていたとき、一度、無銭飲食に出くわしたことある。時間をかけて3食ぐらい食べてビール飲んで、あげくにお金払わずに出ていかれて、どうしましょう、と言ったら、ママが、放っておいたらいい、見逃してあげればいいのよ、と言った。おじさん、3時間ほどすわっていたと思うけど、つらい時間だったかもしれないなあ。