親子割引券もらっていたので、子どもと行ってきた。
９月のデートはフレデリック・バッグ展。
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見応えあった。これはすごくよかった。広島展１７日まで。
アニメーションも一部分だけだが流されていた。「クラック」「木を植えた男」見ながら、すごくなつかしいものに触れた気がした。
しあわせな気分で満たされていく感じ。
生き物がどんどん機械にかわる、という映像を子どもはよろこんで見ていたが、どうも、ただ単純に、馬が車になって、車が舗装道路を走って行くのが楽しいので、文明批判のメッセージを受け取っているようではない……。
途中で、ふたりはけんかしましたが、もうおまえなんかとデートするもんか、勝手にはぐれて。恋人とはぐれたらデートじゃないもん、とか、あ、あ、ごめんなさい、とか、会場のすみっこで言ってましたが、まあ仲直りした。
それからジュースとケーキ。
常設展も見る。ダリの大きな絵があるんだが、そのまえで私の子どもが踊っている、というか、くねってるというか、ま、ほかに客もいなかったからいいけど。
「見てたら、ぼくも吸い込まれて、ゆがみそうかな、と思って」
って、それはまあ、ダリのゆがんだ時計みれば理解できるが、
椅子にすわって監視していた若いお姉さんの、椅子の下をのぞきこんでいたのは、あまりに挙動不審なので、つかまえてその部屋から連れ出した。
何してたの、ってきいてみたが、よくわかんないらしい。
たぶん何かに気をとられたんだろうが、あのさ、お姉さんのスカートの下をのぞきこむような格好だったんだよ。（椅子があるから見えないけどさ）
「あ」
気づいてないね。そこにお姉さんがいたのも見えてないだろう。
そのあと、子どもは隣の縮景園に行きたいって言う。
こないだも来たけどな。いま、花もない季節なのにな、と思うけど、行く。
の看板が目にとまる。
で、鯉に餌やるわけでもなく、花といっても、萩もまだ少ししか咲いてない、何見て歩くんだろうなあと、思うが、子どもは池の中の島を順番にたどりながら、
「無人島発見しました」「無人島に上陸します」
と、楽しそうなことでした。ほんとうか嘘かわかんないけどあれこれ解説してくれる。「この飛び石は、ジャンプの練習のために置かれました」……まさか。
岸につないである舟にも乗っていた。見つかったら叱られるんじゃないか。
それからアイスクリーム。
行きは電車と市電。帰りはバス。１時間あまりゆられて帰る。帰り着いたころに、雨。
