リハーサル

いい天気。
向かいの森の桜が満開。

早起きして、朝、市民病院に行く。年に一度のエコー検診。「大きくなったねえ」と迎えてもらって、嬉しそうなちびさん、モニターに映る腹のなかを、「いまモニターにうつっているのはなに」といちいち訊ねて、また医者さんが、これは膵臓、この白いのは血管、と答えてくれる。「元気なのはうれしいけど、会えなくなるのはさびしいね」と言ってもらっている。今回も異常がなく、生後8か月から定期的に見てもらっていたのも、今回で診察終わり。背中をかゆがるので、軟膏だけ出してもらった。
区役所に行って、学校に提出する証明書をもらう。
ちびさんのおかげで、病院と役所に行くのはだいぶん慣れた。

それから、小学校に行く。明日の入学式のリハーサルに呼んでもらった発達障害の一年生は3人いるらしい。先生たちのリハーサルに一緒に参加する。一人の男の子は支援学級の先生とお母さんとずっと一緒だったが、1組のちびさんと3組のYくんは、先生のあとについて、一年生の席にすわる。
立ったりすわったり礼をしたり、一年生いろいろ忙しいんだが、しっかりできているなあ。Yくんのお母さんと感心して眺めていた。
しっかりできているので、ちびさんたち、校長先生や担任の先生や、ほかの先生たちに、しきりにほめてもらっている。教室に行って、くつ置き場も確認して、いくつかのことを、担任の先生にお願いして帰る。
帰るとき、ちびさん、校長室の前にいた先生たちに、さようならを言って敬礼なんかして、すると先生たちみんなが敬礼を返してくれて、この子ども、いったいなんなんかなあ。
きみの明るさは、まったくすごいよ。

元気で通ってください。明日から。

名前を書かんといかん。提出する書類も書かんといかん。ああ、アイロンかけんといかん。