人間どっく

というのに行ってきた。
はじめて。

出産したときの市民病院。そのあとも、子どもが通ったりしたから、全然知らない病院じゃない。けど数年ぶり。
校外学習みたい、地図をもって病院のなかぐるぐるぐるぐる。
迷うし。
かわいい看護師さんたちが、妖精みたいにふわふわ動いているなあ。

血圧あいかわらず低い。注射は痛いしこわいし。
内視鏡検査がつらかったい。何あれ。涙でるし、よだれでるし。吐きそうになるし。
さしあたって、胃潰瘍発覚。
再来週再診。薬出る。

産婦人科は9年ぶり。子ども産んだときの先生はいなくなっていた。もう退職したのかな。予定になかった癌検診も、したほうがいいでしょ、とすることになり。

あれやこれやで、体が裏返しにされた気分。
財布も裏返し。余分にもってったはずが、余分の検査ですっからかん。



帰ると、小学校のときの友だちから、喪中のお知らせが届いてる。
お母さんが1月に亡くなり、ご主人が10月に亡くなったそう。涙が出た。
電話しようと思って、電話番号知らないことに気づく。
10年前は知っていたのに。電話で話したのに。10年前のノートはない。
ふだんの電話嫌いがこういうときにたたるんだ。

同級生が病気で死んだ中一のとき、お葬式のあとで、彼女の家で、お母さんが蒸しパンつくってくれたのを、食べた。あの蒸しパンを思い出した。母ひとり娘ひとりで、認知症になったのをひきとったって聞いたのは10年前だったかな。
友だち、中学出たあと、病院に住み込みで働きながら、看護師さんになったんだった。彼女は看護師さんで、ご主人はお医者さんだった。56歳って、まだ若い…。



図書館から電話。
病院に読みかけの本忘れてて、それが図書館の本だったので図書館に電話が行ったらしい。やれやれ。取りにいかねば。

とりつけたばかりのガスストーブがあたたかい。
お茶飲も。