世界地図パズル

買わされた。世界地図パズル。久しぶりに本屋に行ったら。
もうじきお誕生日だからいいんだけどね。
おじいちゃんからお小遣い送られてくると思うし。
日本地図と世界地図の絵本もついでに。
パズルと絵本の間に隠すように、「塚本邦雄歌集」と「短歌ヴァーサス」をはさんで、レジへ。
子どもの誕生日予算の一部で自分の本を贖おう、と思いついた。るん。
 
それで世界地図パズル。破片が100個ぐらいあるんじゃないだろか。
陸別に色わけしてあるのを、色別に袋に入れて片付けることから教えなければならない。
ちびさん、さっそくパズルをはじめる。アフリカがむずかしくて、手こずっていたが、私にききながら(きかれた私は大いに困る)なんとかしあげる。何度もするうちに、アフリカ以外はすらすらできるようになる。
(パズルの破片をにぎりしめたまま、パンツのなかで▲する。畳の上でおもらしもする。「トイレに行くから、パズルを離しなさい」と叫ばなければならないのがせつない。▲まみれのパンツと子どもの下半身を風呂場で洗う。これから冬だよ、どうするかあ、と思う。この家、トイレも風呂場も寒いのだ。)
 
アフリカだけは難しくて、「ママやって」と私にさせていたが、「ママやらない、もう片付ける」というと、片付けられるのはいやで、自分でやりはじめて、ついにすべてひとりで完成させる。夜の10時。
それから風呂に入れて寝かせる。10時半。
 
療育センターのクラスが昨日から。男の子ばかりだったのが、双子の女の子が加わって、なんかすこし雰囲気が違う。生活時間の記録用紙とかもらってくる。それでもって私はまた言われるわけだ。遅くとも9時には寝かせて7時には起こしましょう。それはもちろん、それが正しいと思います。
 
ちびさん、世界地図の絵本見ながら、「ママ、こんどはシベリア鉄道のるの」と言っていた。
 
買ってきた短歌の本、まだめくってもいない。実を言うと、この十数年間、歌集歌書の類、私はなんにも読んでいない。「短歌ヴァーサス」の特集は、ポストニューウェーブの現在。ニューウェーブもよくわかっていないが、ポストなんてついたら、それはもうさっぱり。
自分を歌人と言うのが後ろめたいぐらいには、短歌に関する知識は欠落している。本屋の卸し屋さんの倉庫番のバイトをしていたときに、3割引で本が買えて、あのときに「現代歌人文庫」のシリーズを買って読んだ、そのあたりで、時がとまっている。
現代詩文庫から、短歌と俳句が出るのはいいなあ。「塚本邦雄歌集」はうれしい。塚本邦雄を読むのも十数年ぶり。ゆっくり読もう。