「ママ、ちゅうごくのほん、よんでるの?」ときく。
「なんでわかるの?」
「中国の赤い星、ってかいてある」

読めますか。星という漢字も。
今さらながら読んでます。エドガー・スノー『中国の赤い星』
字が小さくて、最近、小さい字が、眼鏡でも肉眼でも微妙に読みづらいのですが、すごく面白い。

1936年当時、長征を終え、延安近くの保安にいた中国共産党政府を訪ねたときの記録だが、そっか、この時点で、毛沢東は、日本の戦争の敗北と、自分たちの勝利を確信していたのか。
人々の、とりわけ10代20代の若者たちの喜びの表情について、スノーは何度も書いている。きっとその喜びが、勝利の確信の根拠だったのかもしれない、と思った。
いつか何かで見たことがある写真──建国後の(文革前の)中国で、周恩来が国民服とお下げ髪の学生たちにとりかこまれて、談笑している写真だったが──、周恩来も学生たちも、とてもうれしそうに笑っている。とても幸福そうに。信頼、とか、希望、というのはこういう表情だろう、そんな笑顔。
きっとそんな表情を、エドガー・スノーは見たのだろう。そしてきっと、そんな表情を私たちは知らない。


ちびさん、いつものように積木と線路と電車で遊んでいた。北海道の町をつくったんだといって、えにっきにもそう書いていた。(でも、えにっきの絵は、なぜか山手線だったりする)
驚いたのは、横に小さくかいた北海道の地図。
「ここが、さっぽろ。ここが、おたる。ここが、むろらん。ここが、はこだて」と書きこんでいく。記憶は正確。
「あおもり」もかかねばならなかったのは、北斗星、という電車は、青森とつながっているから。道内をくねくね走っている線は、それぞれ在来線の線路なんですが、何線、何線って、ちびさん説明してくれましたが、母は覚えられんですね。


ちびさん、☆をかきたいが上手にかけない。ケロロの絵をかくとき、いちいち☆をかかされるのも面倒なので、かきかたを教えてやるが、なかなかかけないが、あれこれ試行錯誤しているのが、面白いなあ。