ぼく、じんせいが、

ちびさん、自画像かいたりしていた。

何を思ったか「あけるな」と紙に書いて、ドアの外にも内にも貼っている。たてこもりたいのかな。

「ぼく、じんせいが、つまんないんだ」と、突然、むずかしいことを言ったりする。じんせい、と言う言葉と、つまんない、という言葉をおぼえたので、使ってみたいたのだ、というのはわかるが、たぶん、ほんとに退屈してたりもするんだろうな。

自分たちが言うのは、どうとも思わないが、子どもにそういうことを言われると、なんというか、かなしいのである。
ああ、と、私が手で顔をおおったら、ちびさん、とんできて、「ママ、なかないで」と泣いた。

「なんでつまんないか教えてあげようか。きみは自分のしたいことだけをして、したくないことをしない、しなければいけないことをしないからだよ。わがままだと、じんせい、つまんなくなるんだ」

今朝は、また、ぐずる。「ようちえん、いやなの、バスをおりるの、たいへんなんだよ」などと言う。
つまんない、つまんない、たいへんだ、たいへんだ、と言いながら、幼稚園に行きました。

いろいろと複雑になりつつある5歳。