自閉症神経機能の低下が関係

自閉症神経機能の低下が関係、というニュース。

「自閉症患者の脳では、感情などをつかさどる神経が十分に機能していないことを、浜松医科大などが陽電子放射断層撮影（ＰＥＴ）を使って初めて明らかにした。自閉症の治療や予防に役立つ成果として注目される。５日、米専門誌「精神医学アーカイブス」に発表した。

　自閉症は発達障害の一つで、「相手の気持ちが読めない」「自分の気持ちを伝えられない」「強いこだわりを持つ」などコミュニケーションや社会性の低下が特徴。程度や症状には幅があるが、小学生以下では５０～１００人に１人の割合で患者がいると推定される。原因は特定されておらず治療法もないため、「育て方が悪い」などの誤解が今も根強い。

　研究チームは、１８～２６歳の男性自閉症患者２０人と健康な男性２０人の脳を、研究目的に限定した専用のＰＥＴで撮影した。分析の結果、感情などを伝える「セロトニン神経」内部で、神経伝達物質のセロトニンを取り込むたんぱく質の働きが、患者の脳全体で健康な人より、平均で３割低くなっていた。中でも他人の気持ちを推し量る部位などでの機能低下が目立った。」（毎日ＪＰ）

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陽電子放射断層撮影の写真では、接触の悪いランプのように写っているのが、私たちの脳なんだな。

うーん。

「人の気持ちもわからないようなやつは人間じゃない」というような言われ方をして、必死でわかろうとして、やっとわかったのが、嫉妬や憎しみや、そういったものにすぎなかったときの絶望感なんかを、とりあえず思い出したりするんだけど。気持ちがわからなければわからないで、怒るし、わかればわかったで、また憎む。

人の気持ちがわかればしあわせか、というと、そういうもんでもないな、と思う。
人の気持ちがよくわかったところで、面倒くさかったり、煩わしかったりするばかりだと思うけどな。論理的でないし。

３割減、ぐらいで適当ではないのかな。ちがうか。

「私の見るところ、この子は自閉症なんかじゃないよ。ふつうに反応しているよ」と、こないだ、義母さんは電話をかけてきて言った。
義父さんは、最初っから、医者の診断が間違っとる、と言っている。
面倒なので、いちいち理解を求めないが。

「みんなどっかおかしいよ。どっかおかしいのに、ふつうだといいながら、無理しながら生きていくわけよ。どっかおかしいんだから、障害なら障害があるとして、支援してもらったほうが、合理的」
と、今日帰りながら、パパが言ったけど、そういう捉え方のほうが無理がないと思うなあ。
自閉脳と思ったほうが、合理的に説明がつくし、身の処し方もわかろうというもんだが、認めたがらない人間の感情というのが、よくわからんし、また面倒である。

今日の就学相談のときに、ちびさんがかいていた船は、天然ガスの輸送船らしい。ＬＮＧ船というらしい。はじめて知った。