2021-01-01から1年間の記事一覧

5月の森

新緑のきれいな季節になった、と書こうと思っているうちに、梅雨入りだって。ついでにコロナの緊急事態宣言。 5月の庭。こちらは人間の家族、道をはさんで向こうの森は鹿の家族が棲んでいる。向かいの森、持ち主はたぶん30年ほど前に亡くなって、息子とい…

4月の声

4月ももう終わる。今年は季節がすすむのが早い気がする。花が咲いて散るのが2週間早い。畑の雑草のなかに、鹿に全滅させられたはずのチューリップがひとつだけ生き残って咲いてたけど、それもとうに散ったし、山はもう藤が咲いているし、庭は、つつじとさつ…

旅の仲間 春の旅5

旅の5日め。最後の日。晴天つづきだったけど、この日は雨。別府を出て、門司行きに乗ったのだから、そのまま行けばよいものを、途中で降りる。乗り換える。美しい名前の駅名を見た。呼野(よぶの)。香春(かわら)。覚えがある。4年前もこのあたり、通った…

旅の仲間 春の旅4

4日め。早朝に駅を出て、豊後竹田へ。この駅の接近メロディーは「荒城の月」なのだが、全国的にも珍しいのは、それが女声合唱で流れることらしい、と息子から聞かされてはいた。ほんと、はるこうろうのはなのえん(女声合唱)だ。さっそく岡城址へ。 時間が…

旅の仲間 春の旅3

旅の3日目の午後、熊本から阿蘇へ向かう。4年前に地震で不通になったのが、全線復旧している。遠くに復旧した阿蘇大橋も見えた。息子がビデオカメラを取り出して、窓を少し開けて、撮り始めたのは、スイッチバックを撮りたかったからだが、途中で、冷房入れ…

旅の仲間 春の旅2

旅の2日目、長崎を出る前に、出島、4年前に行きそびれたので、寄っていく。建物の修復をしていて、私が左官仕事をしているおじさんたちを眺めていた同じ場所で、息子は通りの電車を眺めていた。朝昼ごはんをフードコートで食べて、駅へ。その日は大村線上の…

旅の仲間 春の旅1

旅の仲間、ってタイトルの本があった。本とは関係ないけど、旅の話。これで何度目なんだか、春休みのはじまった3月24日から、息子と、始発駅から始発列車で、青春18きっぷの旅。修学旅行に行かないかわりに、修学旅行の予算内で、4泊5日の旅をする、と…

春の雨

向かいの森の桜が咲いた。ツバキも咲いてる。森では鹿の家族がうろうろしている。道をはさんで、向こうは鹿の家族、こちらは人間の家族。今日は春の雨。 で、家族の話。朝ドラのおちょやんを見ていて、行方不明の弟のヨシヲがあらわれたときの話。彼が、世話…

めぐる3月

息子がたまに見せてくれるツイッターには、日本各地の電車の写真が流れている。各地の鉄道オタクたちがフォローしあっているんですね。で、すこし前に東北の中学生と、息子がやりとりしてた話題が、太宰治で、 太宰の風景描写はすばらしい! という話をしてい…

春 思い出したことなど

気づけば3月。冬の間は寒いし、ひきこもるしかないし、怠けててもいいのだと思えるんだけど、あたたかくなってくると、なんか、それではいけないような気がして、間違って生きてるような感じがふつふつとしてきて、ひきつづき間違って生きますけど。なんの…

チヨコレエト

チ・ヨ・コ・レ・エ・ト区切って読みます。じゃんけんで、チョキで勝ったら6歩すすむ。チ・エ・ル・ノ・ブ・イ・リなら7歩すすめる、というようなことを、しきりに思ったのは、10年前の東北の大震災のあと、福島の原発事故に震えていたとき。土曜の深夜、東…

火の毬

2月ももう半ば。2月1日、ミャンマーのクーデター。戦慄する。 ☆ 先月は小説書いてた。短いの。私、こんなに日本語不自由だったっけ、と呆然としたけど。息子に話したいことがあって。でも話すと違うものになりそうで。で、書いてみた。小説書こうとか思った…

1月の森

1月がもう終わろうとしている。 冬の森。わが家の向かいの森ですけど。朝6時に雪かきした日が1日ぐらいはあったかな。去年はほんとに降らなかったし、2年ぶりの雪景色。20年前にここに住み始めたときと比べたら、雪の日も雪の量もほんとに少なくなった。 ブ…

明日は

あけましておめでとうございます。などと、新年を1週間も過ぎてから。雪、しんしんと降り続いているようです。 大晦日に雪降って、息子は芸備線あたりにがたんごとんの写真を撮りにいった。そのときの写真。その夜のオセロゲームは私が勝った。 鬼滅、という…