2010-01-01から1年間の記事一覧

じょきじょきふわふわ

いつものように、はさみでじょきじょき髪を切った。 なんか、見るにたえないらしく、店でカットしてもらってこいと、パパが言うが、店がいやだから、自分で切るのである。一週間もすれば見慣れるから、もうすこしのしんぼうだよ。 子どもの髪も切らないと、…

鳴く鹿の

ヒイイイーッヒイイーッ っていう泣き声がする。どこの子どもがそんな身も世もない泣き方するんだろうと最初驚いたが、鹿が鳴いているのだ。きまって夕方頃。 たちまち、 奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声きくときぞ秋は悲しき という歌を思い出したりして、と…

絶大な愛情のひびき

骨のうたう 竹内浩三 戦死やあわれ 兵隊の死ぬるやあわれ 遠い他国でひょんとしぬるや だまって だれもいないところで ひょんと死ぬるや ふるさとの風や こいびとの眼や ひょんと きゆるや 国のため 大君のため 死んでしまうや その心や 苔いじらしや あわれ…

ホームページの引っ越しと子どもの誕生日

今まで使っていた無料ホームページが、 「iswebライト」は2010年10月31日をもってサービス提供を終了いたしました。 長年ご愛顧いただきありがとうございました。 ということになり、別の無料ホームページに引っ越しました。 パアララン・パンタオのホームペ…

おはなしノートと青いチョッキ

週末の宿題のひとつは、おはなしノート(日記)をかくこと。こんなふう。 十月十七日 日よう日 てつのくじらかん きのう、くれしのてつのくじらかんへいきました。 まず、そうかいていがきらいというばくだんをとりのぞくようすをみました。 そして、ほんも…

苦しい坂道

「ママ、こんどこんなことしたら、このいえはもう、かいさんだからね」 子どもが怒った。まあ、私が悪いんだが、しっかし、自分が怒られたときの言葉をそっくりそのまま言うのが、おかしい。 今度こんなことしたら解散だからな。おまえみたいなやつと暮らせ…

だからさ、パパに叱られる前に片づけておこうよって、言ったのにさ。 片づけないで、叱られた子が、やってきて泣く。 「パパにそとでねろっていわれた」ぐすぐすぐす。 ああ、そりゃしょうがない。あんたが車や電車やつみきやレゴや線路を片づけなきゃ布団敷…

ひきつづき

運動会はひきつづき雨天順延。 朝、子どもがランドセル背負いながら 「ママ、アメリカはせんそうしてるんだよね。1941年から45年もせんそうして、いまはイラクとせんそうしてるんだよね」と言う。 そのとおりですけど。いったいなんの文脈なんでしょう…

雨天順延

朝5時起きで、パパは子ども会に駆り出され、学校に運動会のテントをはりにゆく。地域ごとにテント張るらしいのだ。その後いったん門は閉鎖されて7時開門なのだが、50人ほども門の前で待ってたって。席取りするのに。 信じらんない。 私は弁当つくる。3…

愛を語る言葉

「たまごからひよこがうまれて、にわとりになって、それからからあげになるのよ」と言っていたのは幼稚園のときだが、 「ママ、からあげのつくりかたはね」と言い出したのは昨日のことだ。 「からあげのつくりかたは、しんだにわとりをきって、それからどう…

原爆文学と定型の解体

広島大学で、原爆文学の研究会があったらしいと、人づてに聞いた。そこで、私と河津さんの共著「christtmas mountain わたしたちの路地」から野樹の短歌がとりあげられていたと聞いて、仰天した。 原爆文学の研究会なんて、私が学生の頃はなかった。あっても…

お手紙とお手伝い

子どもからお手紙もらった。 台所の戸に紙でつくった袋をはりつけて、それがポストである。 ポストに入っていた。 「(私の名前・漢字)へ いまごろ、だいどころで、しんこくなもんだいがおきている。すぐにかけつけてください。 ゆうじん(自分の名前・漢字…

国会で朗読された詩

「私たちにあるものは 悲しくつらい過去である 私たちにないものは 楽しく明るい過去である 私たちにあるものは ないはずの差別である 私たちにないものは あるはずの権利である」 18日の国会で社民党の又市征治議員が質問に立ち、朗読した「朝鮮学校無償…

「勇気100パーセント」と「パパとぼくのワールドツアー」

私がいない間に、子どもは習っているエレクトーンのアンサンブルのコンクール(の予選)で、銅賞をもらっていた。 1年生6人組、「勇気100パーセント」だっけか、を演奏したんだが、あの6人が?と耳を疑った。「りくが銅賞」というのが「りくがどうしよ…

ヒューマニティ

「私はパアララン・パンタオが、ゴミの山の子どもたちにとってだけでなく、他の人たちにとっても学びの場となることを願っていました。いまそれが、現実になったことがうれしい。」 と、交流会のときにレティ先生は言った。 80人ほどの若い人たちが集まっ…

「トムしのゆうがなせいかつ」完成

ところで、「トムしのゆうがなせいかつ」が完成している。 つづきいきます。 「だい49しょう トムしは、小ガモをフライにしようとしたが、ジェリーがとばしてしまった。」 挿絵(迷路の絵) 「だい50しょう トムしは、ジェリーといっしょにビルのおんな…

シンプルな場所

無事、東京から帰りました。 カプセルに4日いると体がなじんでしまって、もうずっとそこで暮らせそう。長期滞在しているふうのあやしいおばさんたちにシンパシー感じたり。旅は、自分がどんどんシンプルになってゆく感じがして、夜中に最終の地下鉄乗り遅れ…

ありがとうございました。

今日一日、みなさんありがとうございました。 交流会・懇親会に参加してくださったみなさん、準備に走り回ってくださったみなさん、遠方から来てくださったみなさん、心からお礼申し上げます。レティ先生がとってもうれしそうで、しあわせそうで、私はそれで…

またしても

「法相 朝鮮学校の無償化に慎重(NHKニュース 10月9日 4時35分) 拉致問題を担当する柳田法務大臣は、報道各社のインタビューで、教育内容を理由に、朝鮮学校を高校授業料の実質無償化の対象とすることに慎重な考えを示しました。 柳田法務大臣は、8日午後…

忘れ物

玄関の戸は重くてきしんで開けにくい。 ので、子どもは呼び鈴を鳴らして待っている。ので戸を開けてやるが、 すぐに入ってこないときはわけありである。今日は傘をたたんでも、まだ外に立ったままで、 「あー、今日は雨だったから、ぼくはあわててしまって」…

「レティ先生を囲む会」

お知らせ レティ先生たちの来日間近です。 どきどきします。 さて11日の日程です。 10月11日(月) 午後1時~2時半 「レティ先生を囲む会」 場所 創価大学 (JR八王子駅北口から創価大学行きのバスが出ています) 「囲む会」本部棟3階 M305教…

世界の非情さを

「ある日、一冊の本を読んで、ぼくの全人生が変わってしまった。」 という書き出しで、はじまる本。 読みにくい小説なのだが、最初のうち何が書いてあるのかさっぱりわかんないんだが、読み進むうち胸が痛くなってくる。 昨日までの自分と同じでいられなくな…

帰り道で

学校から帰ってきた子どもが、ドアの外に立ったままなかに入ってこない。 「ぼく、今日は学校でトイレに行かなかったんだ。それで、バスにのって、バスからおりて……」とえんえん説明がつづく。 つまり、バス降りてからの帰りの坂道で、もらしちゃったんだな…

「トムしのゆうがなせいかつ」つづき

「だい26しょう いぬをおくさんがおいだしたわけは、トムしがわざとしたのでジェリーがそのしゃしんをたくさんとったのだ。さいごの1まいめでばれたので、トムしがおいだされることになったのだ。ジェリーはいぬにトムしのおいだされるしゃしんをみせたの…

楽しい参観日

昨日、参観日だった。カレンダーに「1時半学校」と書き込んであるので、1時半に行ったが、子どもたちは昼休みの校庭で遊んでいる。親たちの姿は見えない。なんか間違ったか。 昼休みの終わった子どもたちが教室にもどっていく。もどっていく子らが、 「あ…

「우리」考

子どもが紙に、ハングルで「우리」と書いてきた。ママ、これなんと読むの。 教えてないし(教えられないし)どこでハングルを?、と思ったら、3年ほど前に、宮島に行ったとき、韓国の青少年のグループが来ていて、ひとりの女の子がつかつかとやっきて、うち…

お知らせ(レティ先生の来日) 訂正あり

☆☆☆お知らせ☆☆ 猛暑の夏も終わり、風も秋めいて、気持ちのいい季節になりました。 みなさま、お元気でご活躍のことと思います。 さて、突然ですが、10月9日から数日間、フィリピンから、パアララン・パンタオのレティシア・B・レイエス校長と息子のジェ…

冬が来る前に

畑はがんばっている。 猛暑の夏で、ろくに世話もしなかったのに、水やりはなんとかしたけど、あれこれ採れた。7月はきゅうりと枝豆。8月の猛暑のなかでも、ミニトマトは毎日たくさん。ピーマン、オクラ、ゴーヤ、茄子、それからかぼちゃがカヤの茂みのなか…

「短歌研究」10月号に

そういえばもう何ヶ月も、本屋も図書館も行っていない。 ここ、熊やたぬきや鹿がでるだけあって、不便なんです。 そんなわけで、詩歌の雑誌は本屋や図書館に行ってさえ、目にとまらなかったら見ないし、今年度の新人賞のことなども知らない。 のですが、 昨…

路線図

さんすうのテストにこんなものかいていた。 ずいぶん余裕があるんだな。 高速道路の路線図だって。 四国の南のほう、高速道路とおってないだろう、 って言ったら、 「あー、ぼくの計画ではこうなんだよ」 なんだって。