2007-01-01から1年間の記事一覧

オオカミ VS おにいさん

ちびさん、言い出したらきかない。きみはママを家来だと思っているだろう。右手人差し指を動かして、「ママ、こうしてこうしてこうしてこうして」と移動経路を指図し、おもちゃをとってこい、と言うのだ。いやです。 それでちびさん、思い通りにならないとか…

書類

古い知り合いのK夫妻は、フィリピンで植林をしている仲間を支援している。学生たち10人ほどをつれて今年も現地に行ってきた。パアララン・パンタオとの交流もしてくれて、レティ先生から書類を預かってきてくれたので、取りに行く。 子どもの靴長靴を2ダー…

自閉症 傾向と対策

療育センター。ドクターとの懇談。内容は、自閉症の子どもの傾向と対策について、といったところ。ちびさん、高機能自閉症、アスペルガー疑いの診断。とりあえず、ドクターが書いてくれたメモを書いておこう。 目に見えないものの把握(が苦手) 話し言葉 人…

「六千万個の風鈴」

短歌研究新人賞の「六千万個の風鈴」(吉岡太朗) 六千万というのは、第二次大戦の死者の数だと思いこんで私は読んでいたんだけど、京都で会ったとき聞いたら作者はそういうつもりではなかったらしく、それは私の勝手な読みなのだが、なんにしても「六千万個…

京都

週末、京都に行ってきた。 土曜日、早朝4時発、京都へ。午後、私は歌会というものへ行き、子どもはパパとトロッコ列車に乗りに行った。夜、宿泊先で合流。ちびさん、トロッコ列車楽しかったらしい。 日曜日、午前中、大阪でパアララン・パンタオのスポンサー…

水泳パンツに靴下

月曜日は3週間ぶり、療育センターのクラスだった。天気がいいのでプール。 子ども、みんなと一緒にプールに入って楽しく遊べてよかったんだけど、想像力の問題なのかな、扉の向こうには、プールが準備されているのに、扉のこちら側で裸になって着替える、と…

いろばにぼべど

「おなじ道は一度しか通れないよ」 それが、迷路やパズルの本のなかの言葉とわかっていても、突然、子どもにそういわれたりすると、どきっとする。 「おなじみちはいちどしかとおれないよ」、でも「すきなみちをとおっていいんだよ」。 子ども、私がトイレに…

帰省

12日、帰省した。同窓会に出るための、半日だけの帰省だった。 やさしい、なつかしい友だちに会った。ある時期を同じ町で暮らしたこと、同じ学校にいたことが、そんなにやさしい、なつかしいこととは思わなかった。 私はクラスの人たちの名前をもう誰も思い…

ゆびきり

きのうの夜、家の近くの道をたぬきが2匹よぎっていった。近くで、クーンコーンオーンと鳴き声がしていた。 「はだしのゲン」のドラマ、半分くらいだけど見てしまって泣いた。ちびさん、こわいとリモコンの音量を消すので、ところどころ音なしで見た。 なぜ…

空白の十年

6日の夜だ、たまたまテレビをつけたら、沼田さんが出ていて、ああ、お元気なんだ、と、なんだかこみあげるようにうれしかった。もう84歳になっていらした。 NHKの「空白の十年」という番組。広島の被爆後の10年間についての証言などを取材していた。沼田さ…

8月6日

8月6日。 「広島市は6日、62回目の原爆忌を迎える。同市中区の原爆ドームそばを流れる元安川では5日夜、水面に、原爆投下をモチーフにした岡本太郎さんの大壁画「明日の神話」が、原寸大(横30メートル、縦5・5メートル)で映し出された。」 とい…

市内電車

Uの字の景色の底を走ってゆく被爆電車や新型電車 野樹かずみ8月の広島。 ときどき街に電車に乗りにゆくんだけれど、電車に乗りたい子どもを電車に乗せるためだけに電車に乗るんでした。運賃大人150円幼児は無料。

プール

療育センターに行くと、ダウン症の女の子が、といっても20代くらいかな、掃除をしている。 昔、学童保育でバイトしていたとき、ダウン症の女の子がいて、掃除が大好きだった。たぶんもう、中学生くらいになっているはずだけど、元気かな。 基本的に私は掃…

おおかみはおでかけ

子どもがかんしゃくを起こして叫んだり、してはいけないと言っていることを、わざとのように何度も繰り返したりするとき、「おおかみになった」と言う。 「おおかみは、きみのここにいるんだよ」と子どもの胸を指すと、わかっているのかいないのか、胸のあた…

朋有り

ひらがなが読めるようになったら、教育テレビの「にほんごであそぼ」のいろはがるたがおすすめ。其の一と其の二が出ていて、このかるたはとてもたのしい。 もっと読めるようになったら、「声に出して読みたい日本語」の子ども版がおすすめ。一巻は「雨ニモ負…

助成金の贈呈式

19日から21日まで東京。 6年ぶりの東京は、人が多いのと、歩く速さがはやいのとで、昔は自分もそこに住んでいたはずなのに、なんだかとってもおろおろしました。でもひさしぶりの一人旅がうれしい。 20日は、助成金の贈呈式に行ってきました。全日本社会貢献…

消える靴

小学校1年生か2年生のころ、学校から帰ろうと、げた箱に行くと、靴が消えている、ということがときどきあった。 靴がなくては帰れないので、いっしょうけんめいに探す。やがて靴は、違うクラスのげた箱とか、外の植え込みのなかとか、ごみ箱から、出てきて、…

台風

台風が来るらしい。 子どものころ、台風のよく来る地域だったから、それでまた、ぼろ家だったから、台風が来るというと、父はトタンやベニヤ板を窓に打ちつけた。昼間なのに薄暗くなった家の、窓のわずかなすきまから外を見るのが、なんだかとてもぞくぞくし…

恐竜のしっぽ

恐竜というのは、とてもとても大きいから、しっぽを踏まれたり傷つけられたりしても、すぐには気づかなくて、痛みが、伝わるまでには時間がかかる、という話を、昔、聞いたことがあるような気がする。 子ども、たいていいつも、何かに気をとられていて、呼び…

とうもころし

数日前だが、スーパーで買い物をしていたとき、子どもが、とうもろこしを見つけて、「とうもころし!」と叫んだら、見知らぬおばさんに、「ぼくもう一度、言ってごらん」と言われて、子ども、とまどっていた。「とうもころし」は、となりのトトロのめいちゃ…

あじさいの葉っぱ

あじさいが咲いている。昨夜は蛍を見に行った。近くの川でも飛んでいるが、もっとたくさん飛んでいる隣町まで。 小学校の1年か2年の頃、授業中に、葉っぱの絵をスケッチするように言われ、みんなで校庭に出た。私は、あじさいの葉っぱをかこうとしたんだけ…

生意気

ももとすいか さんまにがいかしょっぱいか めいとさつきちゃんがいい 200けいをねびゅーうにわたくさんやきがふるちきをはしるゆきにまけないようないろんなくふうがされているんだよ てをひこめなさいよー! ↑子どもが書いた。 「200けいをねびゅーう…

境界線上の子ども

そういえば、子ども、生まれたときは2570ぐらいだったし、その後の成長も身長体重ともに、平均値のぎりぎり最低ラインだし、境界線上の子どもではあった。 と、数日前、療育センターに検査の診断をききにいって、DQ(発達指数)が70ときいて、そう思…

かんだ。

いちご、この4日間、12個12個10個10個、収穫。ちいさなプランターふたつ分だけなのに、けっこうとれるもんだ。 子どもとパソコンのマウスを取りあっていて、(子ども、しきりにパソコンで遊びたがる。最近は、ペイントでお絵かきするのがお気に入り…

プランターの苺が実った。 一昨日2個、昨日2個、今日は5個収穫。 昨日は、午前中、近くの運動公園で草花教室。無料で花をもらえるので行ってくる。インパチェンスや日日草や、ベコニアなどプランターに植えて、もらってくる。主催の造園業者の話は興味深…

反論!

今年幼稚園にはまだ行かないので、かわりに、音楽教室に通わせることにしたのだった。昨日は3回め。教室は月に3回だけだが、えらく楽しみにしていて、家でも毎日テキストの絵本を見たり、CDを聞いたりしている。ところがだ、家では歌も歌う子が、教室に…

アフマートヴァ詩集

以前からほしいと思っていた本。数日前、本屋に行ったとき、たまたま見つけた。 アフマートヴァ詩集。20世紀ロシアの女性詩人。 詩集の最初の詩。 人は思っていた 貧しくて 私たちには何一つないと けれどひとつまたひとつと失ってゆき 毎日が追悼の日にな…

「学而第一」

「学而第一」は、論語のとても有名な一節。 「子曰く、学んで時に之を習う。亦たよろこばしからずや。朋あり、遠方より来る。亦た楽しからずや。人知らずしていきどおらず。亦た君子ならずや。」 この「学而第一」の最後の句が、「子曰く、人の己れを知らざ…

漢字学の権威、白川静氏の著した字源辞典『字統』。 そのなかの「道」という字をひくと、「首を携えて道を行く意」とある。 道は外の世界に通じる。そこには邪悪な霊に接するところでもある。そのためのお祓いとして、虜囚の首を携えて歩いたというのだ。首…

親日派

数日前、ニュースを見ていたら、報道特集で韓国の親日派論議をとりあげていた。 日帝時代に、日本に追従したり日本を利する売国的行為をした、ということなのだろうが、誤解をおそれず言えば、当時朝鮮半島は日本だった。名前まで日本名になり、言葉まで日本…